かわちのタイムスNo.1(20130201) ← クリックすると画像が見られます。

 【1面】

  税理士さん50人訪問

ご近所の税理士(会計士)事務所を約50軒訪問し、開業のご挨拶をおこないました。13人の税理士さんと面談することができました。

様々な質問が出される

対話の中で様々な質問が出されました。その場で適切に答えられなかったことも含めて、回答を考えてみました。

Q1.社労士は「団体交渉」に出られますか?

A.社労士は、会社と労働組合の「団体交渉」に出席できます。

正確には当事者の一方(会社または労働者)から頼まれて、依頼者と一緒に出席し、交渉することができるのです。

さらに、特定社会保険労務士は労働紛争解決のための「あっせん」もおこなえます。

近年、「未払残業代」などをめぐって、労働者がユニオン(合同労組)とともに団体交渉を申し入れるケースが増加しています。

裁判ともなれば、双方に大変な時間とお金がかかります。社労士は、会社と労働者の間に立って、できるだけトラブルを防ぐことをめざします。

Q2.「就業規則」ってそんなに大切なんですか?

A.就業規則は従業員10人以上の企業に作成・提出が義務付けられていますが、中小企業にとっては、「そこまで手が回らない」かもしれません。

例えば、従業員さんがメンタルヘルス症例になったときに、就業規則に「休職発令」のことが一行記載されているだけで、対応がスムーズになることがあります。

このように就業規則は会社と従業員を守るためにも重要なものであり、その会社の考え方や業務の実態に見合ったものであることが望まれます。

就業規則はどこかの会社のコピーであったり、作りっぱなしで机の引き出しに眠っていたりすることのないようにしたいものです。

 Q3.助成金申請の手続きの費用は「成功報酬」ですか? 

A.雇用保険の助成金の申請代行は社労士の専門業務です。

助成金を受けるには、まず事前の計画の作成・届けが必要ですので、その時点で着手金を申し受けます。

助成金が受けられることになれば、受給時に成功報酬として10%を申し受けます。

その会社が「どんな助成金を、どうすれば受けられるか」を考えて、アドバイスをするのが社労士として肝心です。  

 それには、社労士がお客様と継続して関わらせていただくのが望ましいでしょう。

Q4.これから社労士を開業するのは大変ではないですか?

A.これは、質問というより素朴な疑問です。自分としては「励まし」と捉えています。

 たしかに大変かもしれませんが、自分のやりたいこと(この「新聞」発行もその一つです)を仕事にできるのですから、文句は言えません。

 社労士としての経験不足を補うために、①これまで従事してきた仕事での経験を生かすこと②他の社労士や税理士・司法書士・行政書士・弁護士さんなどとのつながりをつくること③日々、研鑽に励むことを心掛けています。

訪問した税理士さんには、確定申告期が近づく中、突然の訪問にもかかわらず、忌憚のない意見も含めて対話していただいたこと、紙面を通じてお礼申し上げます。

 

【2面】

    だから映画はおもしろい

     vol.1 『東京家族』 (2012年)

山田洋次監督が震災を受けて構想を練り直し、満を持して送り出した渾身作です。 

世界映画史上の名作ベスト・テンの常連である小津安二郎監督の「東京物語」(1953年)が事実上の「原作」となっています。

「東京物語」は携帯電話はおろか、新幹線もなかった時代の話ですが、「核家族化」「都会と過疎地」問題を先駆的に描いた作品であり、「家族の絆」がテーマとされる今日の日本を見事に予見しています。

「東京物語」では戦死した次男の妻(原節子)と老いた両親の心のふれあいがメインでしたが、「東京家族」ではフリーターの息子(妻夫木聡) とその恋人(蒼井優)に置き換えられています。

それにしても、長男の医院が「平山医院」、長女の店が「うらら美容室」と屋号まで「東京物語」と同じで、山田監督の小津監督へのオマージュをひしひしと感じました。

成長した子どもたちと孫たちに会いに、瀬戸内海の小島から上京した老夫婦(橋爪功・吉行和子)が期待を裏切られ、東京の暮らしに疲れてしまいます。

そこには、震災被害や非正規雇用の若者などの問題が横たわっています。小料理屋で 酔った老父が「この国はどこで間違ってしまったんか」と叫ぶシーンは痛切です。

老母の突然の死という不条理な悲しみに遭いながらも、絆を強めていく家族の姿が淡々と描かれています。

一人の悪人もでてこない、明るく面白く、それでいてたっぷり泣かされる、二時間半でした。

地元で映画を見るときのお約束の「夫婦五〇割引」。老夫婦というにはまだ早いですが、映画を見終わって、家族のこと、介護のことに思いを馳せ、夫婦で語り合いました。

 

  筋肉痛を防いで

  楽しくジョギング

◎ジョギング(ウォーキング)をやり始めた頃は、ふくらはぎや太ももの裏がすぐに痛くなり、毎日お風呂に浸かりながら揉んでいました。

◎ところが、図書館で見かけた本を参考に、それまでのウォーミングアップに加えて、クーリングダウンもやるよにしたところ、ほとんど痛まなくなりました。

◎改善した点はゴール(自宅)の少し手前で走るのをやめてゆっくり歩くことと、準備体操と同様に、ストレッチを含む整理体操もすることです。

ストレッチ(筋肉伸ばし)は一つの動作を20秒位つづけます。

◎「万歩計」をつけて記録することでモチベーションを維持しています。

◎平均的メニューはこんな感じです。

  ウォーミングアップ   5分

  速く歩く        20分(3千歩)

  ゆっくり走る      30分(5千歩)

  クーリングダウン    5分        

      計       1時間(8千歩)

 ※年齢差・個人差があると思います。中年男性の一例と考えてください。

 

  編集後記

▼「かわちのタイムス」創刊号をお届けします。この小さな「新聞」が当事務所と皆様を結ぶ「血管」となり、「ヘモグロビン」(肺から全身へと酸素を運ぶ物質…仁鶴師匠のギャグ)となりますように。

▼仕事に関する情報がまだまだ少ないので、裏面は「趣味の特集」となりました。ご容赦ください。