かわちのタイムスNo.19(20160201)     ← クリックすると画像が見られます。

 

【1面】

         かわちの社労士事務所 

お陰様で3周年

    御礼申し上げます

かわちの社労士事務所は元日をもって周年を迎えることができました。

これもひとえに皆様のご愛顧の賜物と心より御礼申し上げます。

▼今年は「つのテーマ」を掲げ、「つのモットー」を忘れずに、前進する所存です。

つの業種サポート(建設・介護・保育)は引き続き重点課題です。とりわけ「一人親方労災保険」「介護職員処遇改善加算」「小規模保育施設認可」にとりくみます。

▼これまでの手続き中心の業務に加え、社会保険労務士法で号業務と呼ばれる人事制度コンサルティングにもチャレンジしたいと考えています。「せっかく人事・評価制度を作ったけど、使えないままだ」という社長さんの悩みにお応えしたいと思います。

▼お客様確保は、つの手段(飛び込み営業・ホームページ・紹介引出し)に力を入れます。一人でも多くの地元の方々に当事務所の素顔を知っていただきたいと思います。

すでに1月から建設業法人名簿、建設業チラシを作成し、建設業訪問にとりくんでいます。カイロに頼りながら、初心に返って自転車で河内野を駆け巡って(うろついて?)います。

ホームページは12月にモデルチェンジしました。一度ご笑覧ください。

 

【今年のつのテーマ】

広げる、築く、挑む。

【テーマに込めた思い】

・視野を広げ、翼を広げ、裾野を広げる

・事務所体制、士業ネットワークを築く

・転んでも転んでも挑み続ける回転半

 

かわちの社労士 

“3つのモットー”

① 身近でお役に立つ 

② 一目でわかる 

③ せいぜい勉強します

…くわしくはwebで!

 

かわちのタイムス・バックナンバー1面トップ見出し

1 税理士さん50人訪問

2 様々な仕事にトライ!学びつつ動くスタイルで

3 キーワードは「厳格化」 社会保険未加入対策

4 出会いを大切に エンヤコラセと社労士してます

5 どうなる?どうする?介護業界

6 建設業はつらいよ 社労士がお味方いたします

7 これからの業種別ポイント 建設・介護・保育

8 消費税増税 「社会保障のため」???

9 助成金 上手く使って 会社伸び

10 ストレスチェックが義務に

11 就業規則 会社のルールブックやからね!

12 介護保険制度&報酬 見えてきたダブル改正

13 とことん建設業者の味方です

14 こじれたときもご相談を!

15 評価・処遇を見直して やる気高まる介護職場を

16 小規模保育施設と共に歩む

17 「営業第一の鉄則は不滅です」

18 職場のメンタルヘルスを考える

 

【2面】

消えた年金問題(続)

厚労省へ訂正請求

私が社労士として初めて関わった年金相談である「消えた年金問題」が年越しで動き出しました。

相談者のXさんは、永らくある業界を渡り歩いてきました。65歳になっても年金支給の通知が来ないので、年金事務所に問い合わせたところ、年金を掛けた期間が25年にわずかに足りていませんでした。複数の会社の記録が含まれていなかったのです。

数年間勤めたY社では、社会保険料を控除されていながら加入手続きが取られていなかったことがわかりました。Y社はその後破産し、当時の資料が残されていません。

Xさんは「年金記録確認第者委員会」へ、合計度の申立てをおこないましたが、いずれも「物証が不十分」という理由で、あっせんを得ることができませんでした。

私は13年夏にYさんから相談を受け、行政訴訟などの方法を探りましたが、証拠が集まらず、とん挫していました。

その間に「消えた年金問題」解決のため、07年に総務省に設置された「年金記録確認第者委員会」は15年2月で受付を終了。厚労省への年金訂正請求に切り替わりました。

昨秋、Xさんから「Y社の元関係者から『申立てをするのなら証言してもよい』との承諾を得ました」と連絡がありました。当時の複数の同僚からも証言の同意を得ることができ、年金訂正請求の申立てを行いました。

年金訂正請求への回答は行政処分となるので、新たな展開の中で解決をめざします。

 

だから映画はおもしろい vol.17

         『母と暮らせば』  (2015年)

●本連載も周年ということで、原点に帰って山田洋次監督の新作を紹介します。

黒木和雄監督の『父と暮らせば』から11年、その原作者・井上ひさし没後5年、「ちょうど『敗戦70年』になった」とは監督の弁です。

●長崎医大の学生・浩二(二宮和也)は、講義中に原爆を受け、一瞬で消えました。残された母・伸子(吉永小百合)と浩二の婚約者の町子(黒木華)は励まし合って生きてきました。伸子が息子の生存をあきらめた年後の8月9日に、浩二の亡霊が現れます。

浩二が現れるたび、母は喜びで一杯になり、明るさを取り戻します。しかし、町子の行く末を案じる伸子は、町子が他の人を好きになったら、諦めるように浩二に諭します。

強く拒絶した浩二でしたが、決して町子の前に現れることはしませんでした。

小学校の教師になった町子は、戦争で傷ついた子どもの心に寄り添う優しい先生でした。町子も伸子からの申し出を拒みます。

●3人の葛藤がつづきますが、浩二は「生き残った人は原爆で亡くなった人の分まで幸せにならんといかん」と町子の幸せを願うようになります。町子も伸子の気持ちを受け入れ、同僚の教師との結婚を決意するのでした。

●母が亡霊の息子に導かれていくラストは、やり切れない思いと悲しみに包まれますが、伸子が自ら望んだ道だったことがわかります。

●上映中、大半の観客が泣いていました。妻にとって、『火垂るの墓』以来の何度見てもボロ泣きする映画の誕生です。 世界中の人々が知っている日本の地名は「ヒロシマ、ナガサキ」です。長崎を舞台に、井上ひさしの遺志を継いだ本作は、山田洋次の代表作の一つになるでしょう。

編集後記

▼「男子日会わざれば刮目して見よ」。大関カド番常連の琴奨菊関の予想外の快進撃でした。不断の鍛錬があってこそですが、メンタルケアの大切さを再認識しました。

▼今号は「周年」にちなんで「」にこだわった記事でまとめました。猿の逆を行き、「よく見て、よく聞いて、よく話す」申年にしたいと思います。