かわちのタイムスNo.49(20210201) ← クリックすると画像が見られます。
【1面】
メンドウだ…わからない…知られたくない…
それなら、給与計算は
社労士に任せませんか?
「労働・社会保険の手続きはやりません」という社労士をちらほら見かけます。それらの手続きを仕事にしてよいのは社労士だけです(独占業務)。それをやらないなら社労士資格はいらないのです。
◆手続きと給与計算を一体で
労働・社会保険の手続きと給与計算を合わせて行うことで迅速で正確な実務を行うことができます。
さらに給与計算を通して、会社の人事・労務の課題が見え、様々なご提案(助成金受給も)が可能になります。
当事務所は顧問報酬の中に給与計算を組み込み、お得な料金設定を心掛けています。
◆年末調整にシフトして対応
令和2年の年末調整において基礎控除の増額や「ひとり親控除」の新設など税法の改正がありました。
年末調整の件数・人数の増加に対応するため、当事務所では職員を増員して臨みました。地方税の特別徴収の手続きは、百近い市町村に届出を行いました。
◆お客様のニーズに応えます
「給与計算はメンドウだ・わからない・社員に知られたくない」とお困りではありませんか。
かわちの社労士事務所は下記の様にニーズに応えて、給与計算業務を広げています。
給与計算のメニュー別利用数
◆タイムカードの集計(10社)
◆年次有給休暇管理 (7社)
◆給与明細書の封入 (20社)
◆年末調整 (19社) ※法定調書のぞく
今 年 の テ ー マ
ゆっくりでも歩みを進める年に
今年もお~ 中少企業を応援します
●雇用調整助成金など「コロナに負けるな!」中小企業支援を続けます。
●一人親方労災保険の事務組合を結成し、4月からスタートさせます。
●労働安全衛生やメンタルヘルスなど専門性を深める研修に励みます。
4度めは3月末まで?(→4月末までに)
雇用調整助成金 期間延長
「特例措置」の期限が「緊急事態宣言解除の月の翌月末」に延長されました。2月1日時点で、3月末まで確定しています。解除が1ヵ月延長なら4月末までになります(その後、解除が1ヵ月延長されたため4月末まで延長になりました)。
【雇用調整助成金の申請状況 Ⅲ】
全 国 |
~11月20日 |
~1月29日 |
申請件数 |
1,942,387 |
2,498,382 |
決定件数 | 1,879,617 | 2,421,086 |
決定額 |
2兆2561億円 |
2兆7106億円 |
当事務所 |
~11月27日 |
~1月29日 |
申請件数 |
104 |
132 |
決定件数 | 81 |
99 |
かわちの一人親方労災保険組合(仮称) 結成総会のお知らせ
日時 2月10日(木)16時 会場 かわちの社労士事務所
【2面】
年金・労災の処分にナットクできない!
審査請求で権利救済を
年金受給や労災保険給付に対する処分に不服のあるときは「審査請求」をすることができます。申立てをする相手が決まっており、2段階の申立てをすることができます。
訴訟に比べて費用と時間の負担が少なくすむし、国民の権利救済のための制度なので、積極的に使うことをお勧めします。
但し、申立てが認められる割合は高くありません。
例えば障害年金を申請するときは、医師の診断書や申立書の作成に時間をかけて万全を期すようにしたいものです。
しかし実際には試験勉強と同じで、準備時間が不足したり、ポイントがずれたりしてしまいます。診断書作成に不慣れな医師もいます。
また、審査担当者や審査経過が非公開なので、「なぜこんな処分結果になるのか」と首をひねるケースもあります。
筆者が依頼を受けた「障害年金不支給決定」の事例をもとに、審査請求の現実を紹介します。(つづく)
【審査請求の申立て先】
年金給付 |
労災保険給付 |
|
審査請求 (1回め) |
社会保険審査官 (地方厚生局) |
労働者災害補償保険審査官 (都道府県労働局) |
再審査請求 (2回め) |
社会保険審査会 (厚生労働省) |
労働保険審査会 (厚生労働省) |
だから映画はおもしろい vol.41
大コメ騒動
(2020年、日本)
●「米騒動」といえば日本の近現代史に刻まれた有名な事件です。ただし、名もなき人=大衆によって引き起こされた事件でした。そのことがよくわかる映画です。
●1918年に富山県の沿岸部で発生し、全国規模の大暴動へと発展した「米騒動」を題材にした本作は富山県出身の本木克英監督がメガホンを取りました。
●シベリア出兵直前の1918(大正7)年、富山県の漁師町に暮らすおかか(女房)たちは、地元で採れた米を商船に積み込む力仕事に精を出しながら、日々値上がりする米の価格に頭を抱えていた。家族に米を食べさせたくても高くて買えず、困り果てたおかかたちは、リーダーのいと(井上真央)を中心に米の積み込みを阻止しようと企てたり、米屋の女将(左時枝)に安く売るよう訴えるも失敗し、精神的支柱の清んさのおばば(室井滋)が逮捕されてしまう。その後も米の価格は高騰するばかりで、ある事故をきっかけにおかかたちはついに行動を起こす…。
●いとが交渉の裏で米屋の女将に懐柔されたり、取材に来た新聞記者が挫折して帰ってしまったり、騒動はなかなか上手くいきません。もっともおかかたちは「大それたこと」を起こそうとしたのではなく、生きていくために行動したのです。
●「米騒動」の原因はロシア「社会主義」革命(1917年)に対する妨害を目的としたシベリア出兵でした。国の愚策が民を困らせるのは今も変わりません。黙っていたら日々の生活が守れなくなる。国民主権を発揮することの大切さを感じさせる映画です。
編集後記
▼核兵器禁止条約が1月に発行。条約採択から3年、批准国が50に達しました。高齢になった被爆者の方々の望みに応え日本政府は一刻も早く条約批准すべきです。
▼新設の「大学入学共通テスト」は「マスク騒動」を除いて無事行われたようです。「共通一次テスト」のなかった世代としては、受験生の健闘を祈るばかりです。