各地でゲリラ豪雨による被害が多発しています。
当事務所(3階一戸建て)も8月6日未明、8月25日正午前の2度にわたって、ゲリラ豪雨のため「床下浸水」しました。
「50年に一度の大雨」に対応するはずの東大阪市の下水処理が追いつかなかったのです。「百年に匹敵する20日間」というべきでしょうか。
▼1度めは、夜中に恐ろしいほどの雨音が小一時間ほど聞こえ、朝になって、玄関の靴やサンダルが散乱し、屋外の植木鉢が割れているのを発見しました。
玄関横とガレージ内にある小型の汚水層から汚泥が流れ出したので、保健所に連絡して、消毒薬の散布をしてもらいました。消毒薬を分けてもらい、洗った靴などを消毒しました。
地下鉄長田駅も浸水がひどく、エレベーターが故障して、しばらく使用不能になりました。
▼2度めは日曜日の外出中に大雨となり、玄関だけでなく台所の床下収納のボックスが浮かび上がるほどの浸水でした。
帰宅した家人が消防署に通報したところ、消防士4人が駆けつけ、バケツで台所下の雨水を汲み出してくれました。
翌日、下水道局に連絡を取り、来訪した職員に状況を説明。付近の下水管を調査してもらいましたが、特に異常なし。下水処理能力の限界を超えたようです。長田駅のエレベーターも再度故障しました。
翌々日、保健所による消毒薬散布を再度受けました。
▼度重なる被害で市役所に何度も連絡したことで、土嚢(どのう)30個が届けられました。3ヵ所ある床下換気口を杉板で塞ぎ、土嚢で玄関からの雨水の侵入を防ぐという「自衛手段」が可能となったわけです。
その後、2つの台風が接近し、気の抜けない天候がつづきました。
今朝は、久しぶりに風雨のないお天気となり、植木鉢の移動や土嚢・杉板を片付けることができました。
▼今回の経験から気付いたこと
① ゲリラ豪雨被害はどこでも起こり得る。「うちに限って大丈夫」は通用しない。
② 被害にあったら、まず行政に連絡すること。「この程度のことで」と遠慮する必要はない。今後の被災対策、防災にもつながる。
③ 「自衛手段」も大切。真夜中や留守中の被害を防ぐには、日頃からの用心が必要になる。
洪水など深刻な被害に遭われた方に比べれば、小さな出来事かもしれませんが、防災を考えるきっかけとなればと思い、情報発信します。