かわちのタイムスNo.43(20200201) ← クリックすると画像が見られます

【1面】

お陰様で七周年
八年めのを実らせたい

かわちの社労士事務所は1月1日、七周年を迎えました。開業した日のことが昨日のことのように思い出されます。
◆社労士開業の初心を大切に
生まれ育った東大阪市で久しぶりに働くことができ、心が温まっていたのでしょうか。
毎足を使って地域を回り、地域の情報を集め、お客様のためになることは一生懸命に。それを大切にしていました。日外回りをしていたのに、寒かった記憶がまったくありません。自転車で走り回っていたからかもしれません。
◆かわちのタイムスへの思い
2月1日創刊のかわちのタイムスは本日で七周年です。
社労士ニュースという型にはまらず、あくまでも事務所便りとして発行してきました。
最初はネタ不足で「だから映画はおもしろい」「編集後記」と2面から構成していきました。「これなら使える雇用保険助成金」「年金よろず相談」など連載物が増えました。
役に立つ情報、気になる話題を親しみやすく、読みやすく、お届けしていきます。
かわちのタイムスはホームページに全号掲載しています。
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「桃栗三年、柿八年」の八年めは、職員3人体制の利点を生かし、業務の質量ともにアップをめざします。

諸般の事情により、原動機付バイクから
電動アシスト自転車に乗り換えました。
シンボルカラーのオレンジが目印です。

今年のテーマ
        「三ツ星」めざします。

★大切な中小企業のパートナーでありつづけ、もっと社労士の存在を知らせたい。
★介護・保育・障害など福祉に関わる仕事に積極的にとりくむ社労士でありたい。
★労働トラブルや障害年金受給など困っている人に心を寄せる社労士でありたい。

かわちのタイムス・バックナンバー
1面トップ記事見出しを振り返る
※1~18は3周年記念号参照

19 かわちの社労士事務所 お陰様で3周年
20 雇用保険料は引き下げ 給付は拡充? 助成金も
21 労災事故発生⇒かわちの社労士にすぐ電話!
22 なぜ起こる、どう防ぐ 労働トラブル
23 賃金を考える 最低賃金引き上げ 同一労働同一賃金
24 学校は懐かしくもあり、厳しくもあり 共に学んだ7日間
25 離職防止につながる? 育児・介護休業法改正
26 いまどきの 就業規則 改正事情
27 建設下請業 「適切な保険」とは?
28 キビシクなった?!労働時間把握 労基署「是正勧告」を読む
29 お客様との出会い 3ルートで「確保」
30 介護保険法成立から20年― 介護労働の実態を考える
31 「かわちのタイムス」創刊5周年
32 許認可なら かわちの社労士
33 出会いに感謝 お陰様で お客様100件
34 「労働条件自主点検表」… 36協定の届出がポイント
35 「労災事故」多いのは? 建設・介護・通勤
36 新事務所に移転します
37 年次有給休暇の時季指定義務
38 36協定のココが変わる
49 同一労働同一賃金(1) 不合理な待遇差とは
40 不合理な待遇差なくすために 同一労働同一賃金(2)
41 消費税10%に増税 最低賃金引上げ どうなる?中小企業
42 3人寄れば何とやら… 事務所がきっと変わります

 

【2面】

同一労働同一賃金(3)
派遣労働者は4月スタート

働き方改革による派遣労働者の「同一労働同一賃金」が今年4月から始まります。
改正内容は、①不合理な待遇差を解消するための規定の整備 ②労働者に対する待遇に関する説明義務の強化です。
①については、すべての派遣元が派遣先均等・均衡方式、労使協定方式のいずれかを選択して準備を進める必要があります。それぞれにメリット・デメリットがありますが、「派遣先の理解が得やすい」ことから労使協定方式を選ぶ派遣元がほとんどです。
実務の流れ①の「一般賃金」には基本給・賞与等、通勤手当、退職手当の3種類があり、職業安定局長の通達によって数字が公表されています。
法改正による派遣労働者の待遇改善によって賃金が引き上がることで、派遣料金にも連動することになります。
派遣元は実務の増加、派遣先は料金の増加と、どちらも負担が増えます。説明・交渉を通じて理解し合うあうことが大切です。
お困りの点があれば、社労士にご相談ください。

労使協定方式の実務の流れ
①局長通知の内容に従って「一般賃金」を確認
②派遣業務ごとの「賃金テーブル(案)」を作成
③派遣先と派遣料金について説明・交渉
④労使協定の労働者過半数代表者を選出
⑤派遣労働者に会社の方針について説明
⑥労使協定を締結、就業規則(賃金規程)を改定

だから映画はおもしろい 36巻

はつらいよ50
お帰り 寅さん

(2019年、日本)

●寅さんをスクリーンで初めて見たのは1980年のシリーズ第25作、筆者21歳の時でした。
今から思えば、48作で渥美清が亡くなり、49作の特別編を見ても、「これで終わり」という気がしなかったのが不思議です。
本作のキャッチコピーは、「50年の歳月が生み出した“奇跡の映画”」です。
●小説家となった満男(吉岡秀隆)が妻の七回忌の法要で、母・さくら(倍賞千恵子)、父・博(前田吟)らと寅次郎との思い出の日々を語り合う。
小説のサイン会で初恋の人・イズミ(後藤久美子)と再会し、二人は寅次郎おじさんのマドンナだったリリー(浅
丘ルリ子)に会いに行く。そこでリリーから寅との思いがけない過去を聞かされる・・・。
しかし、観客はとっくにそれを知っているし、忘れていない。みんなが寅さんの親戚の様になっているのです。
懐かしいシーンの数々が登場し、懐かしい人々が蘇る。CGの寅さんに少し寂しさを感じるものの、期待通りの大満足の映画です。
●寅さんは阪神淡路大震災の直後に神戸の街に現れ、人々を励ましました。今は、当時よりもっと生きにくい時代になっていると感じます。そんな中でも、未来を開いていこうとする人々の心に、寅さんが大きな励ましを与えてくれることでしょう。
●本欄で山田洋次監督作品を取り上げるのは創刊号、三周年記念号に続いて3回めです。山田監督の創作意欲が筆者を刺激し続け、「だから映画はおもしろい」の長期連載につながっているといえます。
山田監督は、これからも撮りたい映画を撮り続けるのでしょう。それは、みんなが見たい映画でもあるのです。

編集後記

▼暖冬でインフルエンザもそれほどではないと思っていたら・・・。新型コロナウイルス肺炎の恐怖に加えて、花粉症にも悩まされる季節になりそうです。
▼コンビニの24時間営業問題は、元日休業の是非をめぐって、より鮮明になっています。働く人の健康を守るための「働き方改革」に逆行する動きは見過ごすことができません。