かわちのタイムスNo.54(20211201) ← クリックすると画像が見られます

 

【1面】

事務所の社労士が2人になりました

職員が社労士試験に合格し、12月1日から社労士登録しました。

これまで以上に「身近でお役に立つ」社労士事務所めざしガンバリます。

 

かわちの社労士事務所

2021年10大ニュース(重大ではありません)

1.ついに実現!社労士複数体制   … 職員の社労士資格取得により2名に

2.一人親方労災保険組合を設立  … 4月1日から活動スタートしました

3.コロナに負けるな!企業支援②  … 雇調金申請に加え一時支援金相談も

4.労働・社会保険の手続きが増加 … 労保60社超、社保50社超になります

5.職業紹介責任者講習の講師に  … 民間職業紹介事業向け法定講習です

6.法律事務所友の会の世話人に  … 過労死遺族の方々と交流しています

7.新たな資格取得めざし勉強中  … 業務に生かしたいのですが結果は?

8.オンライン活用で研究会継続  … 集合とオンラインの併用が主流です

9.「ブラック社労士」考える講演会… 社労士会が関わる労働事件を学びました

10.電動歯ブラシで快適に歯磨き … 自転車に続いて歯ブラシをチェンジ

 

【2面】

「ブラック社労士」と言われないために

神奈川SR経営労務センター事件の真実(下)

「神奈川SR経営労務センター事件」については、産業保健の学会からも注目されています。休職した労働者の復職について、主治医と産業医の意見が対立し、産業医が提訴されたことを重大視しており、最近開かれたシンポジウムでも、この問題が取り上げられ、労務管理の教訓とする角度から論じられました。

しかし、この事件の真実は「一般化」できるものではありません。そもそも小規模事業所なのに産業医に委託しているのは、社労士会が関わる団体だからこそのことです。さらに、産業医の「復職妨害」は事業主に「忖度」しているとしか思えません。

問題は、人事・労務管理の専門家である社会保険労務士の団体がこんな事態を長引かせている点にあるのです。

今から5年前、愛知県の社労士が「問題社員をうつにさせる方法」なるブログを公表し、世論の大きな批判を浴びて処分されました。当時「ブラック社労士」という言葉が使われました。社労士会の自浄作用が問われ、大阪会でも注意喚起が行われました。一方で、その事件よりも前から続いている本裁判については、多くの社労士が知らされていません。講演会参加者からは「ちっとも知らなかった」と驚きの声が寄せられています。

「ブラック社労士」と言われないために、「臭いものには蓋」ではなく、真実に目を向けていきたいと思います。

 

だから映画はおもしろい vol.45

グレタ 一人ぼっちの挑戦

             (2020年、スウェーデン)

●スウェーデンの環境活動家グレタ・トゥーンベリさんのドキュメンタリーを梅田のミニ・シアターで鑑賞しました。

●15歳のおさげの女の子の行動をカメラに収めたことに、まず驚きます。「学校ストライキ」に始まって、国連でのスピーチや各国首脳との対話、次々と現れる若手活動家との交流などの環境活動。3年間密着した本作によって、彼女の素顔を知ることがきました。

●グレタさんが国外の会議に参加するときは父親が同行します。ニューヨークの国連でのスピーチのため、エネルギーを消費する飛行機に乗らず、ヨットで2週間かけて渡航しました。同行する父親、自宅で待つ母親。少し変わっているけれど、頼もしい我が子の自由を尊重する両親。学校もグレタさんに理解があり、休みがちだけれど成績は良好で、「わたし勉強オタクなの」という言葉に説得力があります。

●「子どもたちの未来、奪わないで」と訴えたCOP24の演説から3年、先月開催されたCOP26もグレタさんは「明白な失敗」と痛烈に批判。口先だけの大人たちと行動し続けるグレタさん。その差はあまりにも大きいと感じます。

 

【雇用調整助成金の情報】

◆12月末までは現状通り

◆1・2月は1日の上限額が11,000円に

3月は1日の上限額が9,000円に

◆ただし、「業況特例」(売上3割減少企業)は3月まで上限額15,000円に変更なし

◆来年4月以降は未定

 

編集後記

▼ようやく日常を取り戻しかけたところで、またも変異株の脅威が。マスク・手洗い・うがい・三密回避は当然ながら、ワクチンの3回め接種が待たれます。

▼「待てば甘露の日和あり」とはいうものの、社労士試験の発表までの2か月半は長すぎると思います。当事務所も来年で10年め。これからですので、よろしく。