かわちのタイムスNo.4(20130801) ← クリックすると画像が見られます。

 

【1面】

出会いを大切に・・・ 

エンヤコラセと社労士してます。

▼長田界隈での出会い△

「知ってるつもり」の地元でも、初めて立ち入るビルなど、未体験ゾーンがいっぱいです。中学や高校の同窓生との思いがけない再会もありました。

地元の企業様の仕事は、気軽に訪問してスピーディーに処理することができるので、当事務所としても大変助かっています。

◆建設業界との出会い◇

ご近所の社長さんとの出会いをきっかけに、建設業の企業様の労働保険(労災・雇用保険)・社会保険(健保・厚生年金)加入の手続きを連続して受託することができました。

家屋が密集していない立地の事業所が多く、大阪市の周辺部(此花・大正・東淀川区)、高槻市などに出向き、各地の労働基準監督署・ハローワーク・年金事務所を回っています。         

手続き業務は労働保険事務組合の勤務当時に経験していますが、社会保険庁から日本年金機構に変わった年金事務所など、役所の対応・雰囲気の変化を感じています。

労働保険の年度更新、社会保険の算定基礎届も経験し、次回からは電子申請にもとりくみたいと考えています。 

●創業者様との出会い○

長田駅周辺のビルを訪問する中で、独立開業された社長さんに相次いで出会うことができました。

お二人とも4月に会社設立され、社会保険労務士を探しておられたところでした。

これまでに築いた人脈、獲得した経験・知識・知恵・技能を生かして、年輪を重ねての開業です。

同じ年に開業した当事務所にとって、お手本とも、刺激ともなる企業様です。

開業時の思いを共有することのできる社長さんと二人三脚で、企業様の発展のために働くことが、当事務所の前進にもつながると信じています。

■研修を通じての出会い□

今年前半は、開業のための研修、社労士としての研修に多くの時間を費やしました。

後半は社労士業務に関わる二つの資格取得をめざして、業務と研修の二刀流?にとりくみたいと考えています。

研修を通じて、学者・専門家、弁護士、社労士、産業医、コンサルタントなど多くの方々と知り合い、交流しています。

自分一人の事務所ではありますが、情報発信を続け、専門家や他仕業の方々との連携を模索していきます。その先に、ネットワークが築けたらと願っています。

 

【2面】

金物団地を訪ねて    産業集積地を行くⅡ

  ~次は高井田地域へ~ 

から梅雨に終わった6月下旬、日本初の総合卸商業団地(昭和42年誕生)の「大阪金物団地」を訪ねました。

団地は近畿自動車道沿いに近畿大学の南側、八尾市に隣接して立地しており、当事務所からは自転車で20分です。

団地の取り扱い商品は幅広く、建物金物・建材、家庭金物、利器工具、水道金具、鉄鋼二次製品、非鉄金属材料、鋲螺(びょうら)、日曜大工用品まで、「住まいと暮らしの総合卸団地」と言えるでしょう。

今回は、例によって本社限定で金物団地約60社のうち37社を訪問し、開業のご挨拶をおこないました。

社長さんとお会いできた会社は多くはなかったのですが、幸運にも団地の理事長さんと面談することができました。

団地内の結束を固め伝統を守りながら、新商品の開発や通信販売など新しい分野に積極的にとりくんでおられる様子をお聞きすることができました。

開業直後から始めた挨拶回りは、意岐部(おきべ)校区、楠根校区など地元中心に500社に達しました。

7月下旬からは、全国でも有数の工場密度を誇る東大阪市の中でも、最も集積密度の高い地域のひとつである高井田地域を歩いています。

 

文楽(人形浄瑠璃)だからおもしろい vol.1

「妹背山婦女庭(いもせやまおんなていきん) (国立文楽劇場)

文楽は大阪が発祥の地でありながら、その人気は大阪では長く低迷していました。

「国立劇場(東京)は満席、国立文楽劇場(大阪)はガラガラ」という状況が一変したのが昨年です。

ユネスコ無形文化遺産の文楽に対して、政党代表を兼務する大阪市長が「補助金削減(後に打ち切り)」を表明。世界中を驚かせ、その反動で皮肉にも大阪公演の盛況が実現したのです。

かくゆう私もご多分に漏れず、昨秋から古典芸能鑑賞は歌舞伎のみから、文楽へもジャンルを広げたわけです。

文楽は太夫(語る)・三味線(弾く)・人形使い(遣う)の三者からなります。さらに、主な人形は三人がかりで一体を動かします。

こんなに手の込んだ(面倒くさい)芸能がせっかちな大阪人に受けなかったのも無理はないとも思います。しかし、劇場に足を運ぶと、そこには大阪らしいほのぼのとした雰囲気がありました。

夏休み文楽特別公演の初日、名作「妹背山婦女庭訓」を鑑賞しました。

物語は、藤原鎌足による蘇我入鹿討伐という「大化の改新」前夜の出来事を、杉酒屋の娘お三輪の恋の悲劇として描きます。

お三輪が恋人である求馬(もとめ、実は鎌足の嫡男)を高貴な女性(実は入鹿の妹橘姫)と取り合う場面は、人が演じれば修羅場か、さもなくばドタバタ喜劇になるところですが、人形だと何とも品があり、可愛らしく感じられます。

お三輪が恋人が本望を遂げることを信じて息絶えるラストは、何ともやり切れない気分になる反面、意表を突かれた面白さを感じました。

舞台の上部には、太夫の語りが字幕表示されます。イヤホンガイドによる解説も利用すれば、初心者でも十分に楽しむことができます。

  編集後記

▼「ブラック企業」という言葉が世間で普通に使われ、我が家でも流通しています。「ブラック士業」と言われないようにしたいものです。

▼夕顔がきれいに咲くのが楽しみ、朝顔がなかなか咲かないのが悩みの種です。「小さなことにクヨクヨする」のも必要なことです。