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かわちのタイムス(事務所便り)第24号 学校は懐かしくもあり、厳しくもあり   

かわちのタイムスNo.24(20161201) ← クリックすると画像が見られます

【1面】

学校は懐かしくもあり、厳しくもあり

共に学んだ7日間

大阪府の委託訓練「仕事に役立つ就職応援科」労務事務講師を勤めました。

 

「派遣元責任者講習」の講師を受託している指定機関のグループ会社様からの依頼で、精神・発達障害のある方の訓練に、ほぼ1ヵ月にわたって取り組みました。

内容は小さな会社の入・退社にかかる手続き、給与計算、年末調整などでした。300ページのテキストを7日間かけて読み通し、実物の届出書類を使って模擬演習をおこないました。

「学校形式」(日直の号令で挨拶も)の訓練なので、初めは堅苦しくならないように気を遣いました。

社労士の日常業務をそのまま「ネタ」にして、雑談を交えながら、実務の注意点や、行政の動向、最近の法改正情報などを講義しました。

「実務がよくわかりました」「時間配分もピッタリでしたね」などの感想をいただき、障害をお持ちの方の就職応援に、多少なりともお役に立つことができたかな?と感じています。

 

       かわちの社労士事務所

発表!! 2016年の10大ニュース

              (今年もまた重大ニュースではありません)

1.スタッフ採用でパワー・アップ … 待望の?事務スタッフ採用。ぼちぼち課業を増やします

2.電子申請使いスピード・アップ … 労働保険事務組合や遠隔地のお客様の申請からスタート

3.生活保護費の経費認定を実現 … 障害年金受給に朗報!社労士報酬が経費認定されました

4.会社証明拒否の労災認定実現 … 建設現場での事故が会社証明拒否を乗り越えて労災認定

5.給与計算ニーズに応え幅広げ … マイナンバーの記入が気になる年末調整にも対応中です

6.雇用保険助成金の行脚つづく … 拡充された雇用保険助成金を求めるお客様との巡り合い

7.労務トラブルの相談がつづく … 未払い残業代、退職金の不利益変更で会社側からの依頼

8.大阪社労士会誌に紹介される … 「事務所訪問 かわちの社労士事務所」が9月号に掲載

9.自主研究会の15周年を祝う … 代表者としてシンポジウムと記念祝賀会開催に全力投球

10.すくすく育った事務所の植木 … ついに天井まで届きました。春には取り木で増やします

 

【2面】

会社証明拒否のまま保険請求

建設現場の労災認定実現

 

建設現場での負傷がもとで、療養・休業を余儀なくされている労働者のお父さんから相談があったのは、昨年の夏でした。

被災労働者は、平成26年6月に、解体の現場で「小さくて尖ったもの」を踏み、足の裏に痛みを感じました。翌日には症状が悪化し、三日めから現場を休んで自宅で静養するも、負傷部位が腫れ上がり、ついには入院・手術にいたり、障害も残りました。

入院見舞いに来た事業主に、「労災保険は使えますか」と尋ねたら、「今さら遅いわ!」と拒否されたと言います。

それから1年後、相談を受けて、まず現場の所在地、工事名、元請会社、負傷日時を特定するところから取り組みました。

辿り着いた元請会社に連絡を取り、当時の事業主にも事情を聞いて、労災保険請求のための会社証明を依頼しましたが、「事故当日に報告を受けていない」からと拒否されました。

客観的な証拠が集まらないままでしたが、作業員名簿と出面(でづら)の存在、職場の同僚や事業主の言動などを時系列に記述した「申入書」を作成し、被災労働者・父親と共に、労働基準監督署に赴いて、労災認定を求めました。

労基署による主治医、本人、父親への聴き取りを経て、労災が認定され、療養と休業の給付が実現しました。

時効(2年間)ぎりぎりになってしまいましたが、あきらめずに取り組んだことが、成果に結びつきました。

 

だから映画はおもしろい vol.20

(さとし) の青春 

        (2016年、日本)

  • 私の二つの趣味―将棋と映画―の夢のコラボが実現しました。しかも、発刊この方、繰り返し読んでいるノンフィクション小説の映画化です。
  • 幼少期から難病を抱える少年が、将棋のプロをめざし、師匠や周囲の人に支えられながら、名人まであと一歩というところで病に倒れ、29歳で帰らぬ人となる。その壮絶な生き方が、勝負の緊迫感が、師弟愛・家族愛・友情が胸に迫ってきます。
  • 病気の影響で、まるまると太っていた村山聖役に20キロ増量で挑んだ松山ケンイチ、羽生善治役の東出昌大の熱演が見事です。実名で登場する棋士は、あと谷川浩司と森信雄(師匠)の4人です。
  • 私の記憶の中にも、20年前のユーモラスで愛嬌があって、ほんまもんの勝負師で、誰も思いつかないような鬼手を放つ村山聖の姿があります。本作を観て、そのイメージが大きく豊かになったと感じます。棋士をめざす奨励会員の過酷なたたかい、深夜までつづく対局風景、棋士の日常生活など、これまで将棋と縁がなかった人でも「将棋界」を垣間見ることができるのも映画ならではです。
  • ただ、原作に愛着を感じる者としては、一人暮らしのアパートを訪ねて夜中に弟子の頭を洗ってあげるなど信じられないほどの師匠の愛情、北海道への一人旅の経験、羽生ではなく「打倒・谷川」をめざしたことなど、数多くのエピソードが出てこないことが残念です。映画は「実話をもとにしたフィクション」というジャンルになっています。
  • 映画を観て興味を持たれた方に、原作の一読をおすすめします。                                                        

 本棚  聖(さとし)の青春  大崎善生・著 講談社 ※文庫(講談社・角川)もあります。

 

編集後記

▼トランプならぬジョーカーを引いた?何故そこまで行ってしまう?「強いアメリカ」願望は、日本の閉塞感に通底するものなのか?

▼ルールに人を合わせるのか、人にルールを合わせるのか。大谷選手の二刀流の活躍にダブル受賞の道が開かれたことには、「人が先、ルール(評価)は後」と納得させられます。