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社労士会 会誌に「事務所訪問 かわちの社労士事務所」が掲載されました

※ 大阪府社会保険労務士会 会誌 [ザ・えすあ~る 9月号] N0.227より

事務所訪問  かわちの社労士事務所

 

大阪会 安全・衛生自主研究会の代表幹事としても活躍され、地元・東大阪市を中心に果敢な飛び込み営業で基盤を築かれている喜多裕明先生を大阪市営地下鉄中央線長田駅からすぐの場所にあり、近畿道・阪神高速東大阪ジャンクションや府立中央図書館にも程近い、周辺には町工場が点在という立地にあるビルの6Fの事務所に訪ねた。

質問:社労士になられた動機についてお聞かせください。

喜多:中小企業の街である東大阪市で生まれ、育ち、働いてきたので、サラリーマン時代から自営業者として、中小事業者の方の役に立てる仕事に就きたいと思っていました。
士業の中から社労士を選んだ理由は、50歳を過ぎて勉強を始めましたが、取得可能な資格であり、資格があれば何とかなる仕事であること、そして、離職票がB4縦版の時代でしたが、以前に労働保険事務組合に勤務した経験があったことなどですね。お蔭で事務指定講習は免除で開業登録できました。

質問:試験合格後すぐに開業しましたか。

喜多:合格の年の翌年(2013年)1月に迷うことなく開業しました。
アルバイト(行政窓口における相談員等)は一切考えず、初年度から営業と研修に力点を置いて活動を開始しました。
開業時は自宅で、2年目の終わりに顧問先が増え、来客時にも対応できるように現在の事務所に移転しました。また、最近、事務スタッフも採用しました。

質問:営業はどのようにされていましたか。

喜多:基本は飛び込み営業です。名刺とチラシを持って、事務所近辺の事業所や、産業集積地(工業団地等)を片っ端から回りました。後には、業種を絞った上で対象となる事業所の名簿を作り、つぶしていくようになりました。
税理士事務所も50件ほど回り、話を聞いてもらえたのは十数件でした。
また、司法書士の事務所も30件ほど回りましたが、税理士よりは反応が良かったですね。
そんな感じで1年目は800件、2年目は400件、3年目は100件、合計1、300件を訪問しました。100件に1件の割合で継続したお付き合いが頂けています。
確率というより、積み重ねた力が成果に結びつくと考えています。
水に熱を加えると、次第に温度が上昇し、100℃で沸騰して水蒸気に変わるのと同じです。
また、「かわちのタイムス」という事務所便りを開業以来隔月刊で発行し、22号となっています。顧客や他士業と私の事務所を結ぶ「血管」、「ヘモグロビン」(仁鶴師匠のギャグ)としたいとの思いから継続し、HPにもバックナンバーをアップしています。

質問:現在も営業中心のスタイルは変わりませんか。

喜多:営業の時間は取れなくなってきましたが、HPからの問い合わせが増えてきました。
HPは、私が寝ている間も含めて24時間稼働の営業を行ってくれてます。(笑)

質問:HPはいつから始められましたか。

喜多:開業と同時に始めました。最初は知り合いの業者の方に作成頂き、5~6ページからスタートしましたが、自分でページを増やしていける形式で、今では20ページ以上になってます。頻繁に内容を更新することが検索順位の向上と問い合わせにつながっていると思います。
また、写真も河内音頭の櫓や東大阪ジャンクションを上から見た写真など地域性を感じるものに変えました。
最近はブログ形式が流行っていますが、いわゆる「書き流し」は好きではなく、文章を推敲しながら書く方が良いので一つずつページを作っていってます。検索が上がったら反応がありますね。
お客様の反応は、ほとんどの人が地名で検索して、「近い」「安い」「親近感を感じる」という理由で問い合わせてこられます。最近の傾向として、会社からは雇用保険助成金(「キャリアアップ助成金」の正社員化コースなど)について、個人のお客さんからは障害年金や労働相談の問い合わせが多いですね。

質問:事務所経営の方針は。

喜多:「三つのモットー」①身近でお役に立つ②一目でわかる③せいぜい勉強します。
くわしくはwebで!

質問:社労士になってよかったと思うことは。

喜多:社労士そのものというより、仕事を通じて様々なお客様との出会いを重ねることができるたびによかったと思います。

質問:得意分野はありますか。

喜多:業種では、建設・介護・保育を三本柱に位置付けています。
それぞれの業種に思い入れがあり、許可業種なので営業もやりやすく、多くの出会いに恵まれてきました。
建設は市内に1600件、法人だけでも1000件あり、労働保険(一人親方も)の成立や労災保険請求が中心です。
特に介護は、妻が介護福祉士の資格を取得したことがきっかけで興味を持ち、社労士取得時から、この分野の仕事をしたいと思っていました。東大阪市のHPから介護事業所を検索して名簿を作り、重点的に回って営業しました。
処遇改善加算の届出の支援などのニーズに応えています。
また、保育は、私自身が学生時代から「学童保育」の指導員を経験したことや娘を地域の保育園に預けていましたが、保護者会への参加や大阪初の民間移管の問題から次第に関係を持つようになり、現在では無認可保育所の小規模保育施設認可の支援活動にも取り組んでいます。

質問:他に力をいれている業務はありますか。

喜多:給与計算(めんどくさい)雇用保険助成金(もらえたらいいな)障害年金受給代行(なんとかして)等、お客様の声に応えて、何でもやることを心掛けています。
個人のお客様の障害年金の請求では、精神疾患(初診日が20数年前)というケースやがん患者(末期)のケース(どちらも3級該当)など、様々なケースに取り組んでいます。
生活保護受給者のケースでは、障害年金2級該当によって生活保護費の上乗せがあり、社労士依頼の「経費認定」もとることができて、そこから報酬も頂くことができました。今後も経験と勉強を積み重ねていきたいと考えております。
また、社労士会の研修だけでなく、他団体の研修、私的な勉強会にも数多く参加してきましたが、特に、大阪会の自主研究グループ「安全・衛生自主研究会」には、開業当初から参加し、現在は代表幹事(2期目)を務めています。
労働安全衛生とメンタルヘルスの知識・実務の習得が目的で、業務にも生かしていきたいと思っています。

質問:事務所名の由来は?

喜多:生まれ育った地域の名前である「河内」を大切にしたいという想いと、地域で活動する上で、「河内のおっさん」を連想してもらえればということ、そして、母校の八尾高校ラグビー部のOB会のチーム名「かわちのラガー」から頂きました。

質問:社労士の今後のあるべき姿とは(ADRへの取り組みを含めて)。

喜多:例の名古屋の社労士によるブログ問題以来、「ブラック企業」と共に「ブラック士業」の指摘も目に付くようになってきました。
社労士は「企業の健全な発展と働く人々の福祉の向上」に貢献できる仕事であることを生かして、個々の労使紛争の解決も大切ですが、やはりその事業所、職場全体の労使関係の改善に向けての提案ができればと思いますね。
労働者の相談・支援については、現状に捉われずに新しいスタイルを切り拓いていきたいと思いますね。

質問:新規入会者が年々増えていますが、最近入会された新会員にたいして一言お願いします。

喜多:特に開業を志した人に対して一言。行動が大事です。「行きたい場所、見たかった世界、探しに行こうよ、ドキドキしようぜ」の心持ちで一歩踏み出すことが重要です。

質問:余暇の過ごし方をお聞かせください。

喜多:以前は読書・将棋でしたが、今は映画・演劇鑑賞、ジョギング、ハイキングというところでしょうか。映画(文楽)鑑賞は「かわちのタイムス(事務所便り)」に評論?を連載中で、趣味と実益を兼ねています。

質問:最後に座右の銘を教えてください。

喜多:「汝の道を歩め、そして人々をして語るにまかせよ」

<訪問を終えて>
とてもバイタリティあふれる喜多先生でした。周辺地図を用いた東大阪市内における地域の情勢分析もされており、一度訪問した事業所からの問い合わせにも名前を聞いただけで、どのあたりのどの事業所かわかるほどしっかりと地域に密着した営業をされているようでした。
お客様のためになることは一生懸命に。足を使って情報を収集しているからこそ、地域密着サービスが喜ばれているんだと思いました。
また、大学生のお嬢様も夏休み中に事務所のお手伝いをされていたりと、とても仲の良いご家族の様子が窺えました。